U13 ブルーバード
世間では失敗と言われるブルーバードである・・・。そうR33スカイラインと同列で挙がるクルマで、一般的にはハズレ扱いなのである。本当にそうなのか?。U13では、セダンボディのSSS系をラインナップして、4ドアハードトップのARXはラグジュアリー系としたのは、スポーツ走行にはボディ剛性が必要と考えた“最初のブルーバード”であるからに他ならない。そう最初にボディ剛性を重視したのはU13なのです。
トップモデルは2.4Lと2.0SSSアテーサLIMTEDという事になりますが、特にアテーサLIMTEDではU12で問題となったボディ剛性不足も解消しているので、限界域の頑固なアンダーステア特性が素直なニュートラルステアへ躾けられていることはあまり知られていません。さらにトリプルビスカスと称して、フロント、リヤデフにビスカスLSDを設定した事によりコーナリング時の限界特性は非常にマイルド且振り回しやすいものになっています。 2種類の異なったボディ、先代の欠点をトコトン潰して行った設計。開発コストは当然安くはありませんでした。要するに、U13ブルーバードはデザインが時流や(ブルーバード)イメージに合わないというだけで、クルマの出来までも否定された悲運の名車であった訳です。よく、バブル末期の日産車はコストが掛かっていない、つくりが安っぽいといわれるのは、あくまでイメージや内装の作りをトヨタと比較した場合の事であり、単なるデマであることが、ここから判ると思います。 実際、U13 2.0アテーサLIMTEDの速さは第一級のものだったのです・・・。 R33スカイラインと重なりますネェ、色々な意味で・・・。
by yamada25tm2
| 2006-08-12 17:51
| 自動車関連
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